ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
♪苺side♪
あたしは由紀ちゃんとメグちゃんに挟まれて笑った。
…ピッ
フラッシュと軽快なデジタル音が、また思い出を残す。
「ありがとう」
「いいよ〜」
あたしはクラスメイトから、デジカメを受け取る。
みんなが最後に写真を撮る中、あたし達も例外ではなかった。
「さーて、メグは行きますかぁ♪」
一通り撮り終えたメグちゃんは、何やら意気込んでいる。
「どこ行くの?」
由紀ちゃんが聞くと、
「戦場♪」
メグちゃんは不敵に微笑んだ。
「…え?」
「苺ちん、ボタンだよぉ。ボ・タ・ン♪大和のボタン貰いにぃ♪」
「あっ!」
そういうことかと、納得する。
結城くんは結構カッコよくて、モテる。だから、きっとボタンを欲しがる女の子はいっぱい居て…“戦場”なのだろう。
「苺ちんも早く行かないと、なくなるよぉ?」
「あ…うん」
確かにそうだろうなぁと、苦笑する。
でも、行っても周りの女子達に、睨まれるだけのような…。
「じゃあ、行ってくるぅ♪」
メグちゃんは短いスカートを、ひらひらさせながら走って行った。
「由紀ちゃんは行かないの?」
「ん?どこに?」
「川原くんの所」
「あー…いいや。あいつのボタンとかいらないし。どうせ部活の集まりあるでしょ」
腕組みをして、さらりと言う由紀ちゃん。
確かに由紀ちゃんはそんな性格じゃないけど、少し川原くんが気の毒な気もする。
あたしは由紀ちゃんとメグちゃんに挟まれて笑った。
…ピッ
フラッシュと軽快なデジタル音が、また思い出を残す。
「ありがとう」
「いいよ〜」
あたしはクラスメイトから、デジカメを受け取る。
みんなが最後に写真を撮る中、あたし達も例外ではなかった。
「さーて、メグは行きますかぁ♪」
一通り撮り終えたメグちゃんは、何やら意気込んでいる。
「どこ行くの?」
由紀ちゃんが聞くと、
「戦場♪」
メグちゃんは不敵に微笑んだ。
「…え?」
「苺ちん、ボタンだよぉ。ボ・タ・ン♪大和のボタン貰いにぃ♪」
「あっ!」
そういうことかと、納得する。
結城くんは結構カッコよくて、モテる。だから、きっとボタンを欲しがる女の子はいっぱい居て…“戦場”なのだろう。
「苺ちんも早く行かないと、なくなるよぉ?」
「あ…うん」
確かにそうだろうなぁと、苦笑する。
でも、行っても周りの女子達に、睨まれるだけのような…。
「じゃあ、行ってくるぅ♪」
メグちゃんは短いスカートを、ひらひらさせながら走って行った。
「由紀ちゃんは行かないの?」
「ん?どこに?」
「川原くんの所」
「あー…いいや。あいつのボタンとかいらないし。どうせ部活の集まりあるでしょ」
腕組みをして、さらりと言う由紀ちゃん。
確かに由紀ちゃんはそんな性格じゃないけど、少し川原くんが気の毒な気もする。