ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
☆裕也side☆
放課後−…。
部活に行くやつ、帰るやつ…教室からはどんどん人が出て行って、今は女子が数人、話をしている程度。
そんな教室で、俺は麗奈に一緒に帰ろうと言われたから、待っていた。
あいつ…部活ねぇのかよ。
窓の外を見る。麗奈はテニス部。
テニスコートには、体操着の女子が集まっていた。
部活あるんじゃん。またサボりか。
麗奈は最近、部活に出ていないようだった。
「まだ…居たんだ?」
横で声がして、振り向くと津田がいた。
「おぉ」
「先輩まだなの?」
「おぉ」
「犬…みたいだね」
「はっ!?」
「ご主人様を待つ犬♪」
津田はにっこり笑う。
いや…犬っぽいのはそっちなんだけど…。
「…津田は何してんの?」
「由紀ちゃん部活行ったし、今から帰るところだよ」
「中野、部活してんだ?」
「バスケ部の体験入部だって」
「へぇ…ぽいな。津田は部活しねぇの?」
「あたしは運動苦手だし、特に入りたい部活もないから。西藤くんは…」
「ごめんっ、裕ちゃん!!」
放課後−…。
部活に行くやつ、帰るやつ…教室からはどんどん人が出て行って、今は女子が数人、話をしている程度。
そんな教室で、俺は麗奈に一緒に帰ろうと言われたから、待っていた。
あいつ…部活ねぇのかよ。
窓の外を見る。麗奈はテニス部。
テニスコートには、体操着の女子が集まっていた。
部活あるんじゃん。またサボりか。
麗奈は最近、部活に出ていないようだった。
「まだ…居たんだ?」
横で声がして、振り向くと津田がいた。
「おぉ」
「先輩まだなの?」
「おぉ」
「犬…みたいだね」
「はっ!?」
「ご主人様を待つ犬♪」
津田はにっこり笑う。
いや…犬っぽいのはそっちなんだけど…。
「…津田は何してんの?」
「由紀ちゃん部活行ったし、今から帰るところだよ」
「中野、部活してんだ?」
「バスケ部の体験入部だって」
「へぇ…ぽいな。津田は部活しねぇの?」
「あたしは運動苦手だし、特に入りたい部活もないから。西藤くんは…」
「ごめんっ、裕ちゃん!!」