ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
♪苺side♪
裕ちゃん、“彼氏”になってくれないかなぁ?
彼氏になってくれないかなぁ?
彼氏に…なって…
さっきの藤堂先輩の言葉が、頭の中で何度も何度も繰り返される。
彼氏…告白?
まさか、あんなノリで告白なんてしないよね…。
西藤くんも、よく分からないまま連れて行かれた…って感じだった。
何なの…どういう事?
ただ分かっているのは、今どうしようもなく心がざわついて、苦しいという事だけ。
「…だ…津田さんっ!」
「は、はいっ」
目の前には先生。
いつの間にか、教室に着いていたみたいで、考え事をしていたから分からなかった。
「西藤見つかったか?」
「はいっ、でも…何だか他の先生に準備を手伝うように頼まれたみたいで…。終わり次第こっちに戻るって言ってました」
「そうか…分かった、ありがとう。じゃあ津田は準備に戻ってくれ」
「はい」
先生は、サボりではないと確認して安心したのか、教室から出て行った。
あたしはまた展示の準備に戻る。
由紀ちゃんは、バスケ部に入部したのでここにはおらず、教室に居るのは、あまり話した事のない女子ばかりで心細い。
藤堂先輩の言った事も、もちろん気になる。
だけど今は…
西藤くん早く帰ってこないかな…
っていう、気持ちの方が強かった。
裕ちゃん、“彼氏”になってくれないかなぁ?
彼氏になってくれないかなぁ?
彼氏に…なって…
さっきの藤堂先輩の言葉が、頭の中で何度も何度も繰り返される。
彼氏…告白?
まさか、あんなノリで告白なんてしないよね…。
西藤くんも、よく分からないまま連れて行かれた…って感じだった。
何なの…どういう事?
ただ分かっているのは、今どうしようもなく心がざわついて、苦しいという事だけ。
「…だ…津田さんっ!」
「は、はいっ」
目の前には先生。
いつの間にか、教室に着いていたみたいで、考え事をしていたから分からなかった。
「西藤見つかったか?」
「はいっ、でも…何だか他の先生に準備を手伝うように頼まれたみたいで…。終わり次第こっちに戻るって言ってました」
「そうか…分かった、ありがとう。じゃあ津田は準備に戻ってくれ」
「はい」
先生は、サボりではないと確認して安心したのか、教室から出て行った。
あたしはまた展示の準備に戻る。
由紀ちゃんは、バスケ部に入部したのでここにはおらず、教室に居るのは、あまり話した事のない女子ばかりで心細い。
藤堂先輩の言った事も、もちろん気になる。
だけど今は…
西藤くん早く帰ってこないかな…
っていう、気持ちの方が強かった。