ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
♪苺side♪
「やっぱり…ちょっと気合い入れ過ぎって、感じじゃないかなぁ?」
下ろした髪、白いコートに中はピンク地のワンピース。そして、花の切り抜きがしてある、黒いブーツ。
玄関で自分の姿を、もう一度確認して言う。
「こういう時に気合い入れないでいつ入れんのよ!」
由紀ちゃんが、軽く背中を叩く。
「そうだけどさ…」
「何、わたしのコーデが気に入らない?」
「ううん、そうじゃなくって!気持ち…ばれないかな?」
「バレるなら、もうとっくにバレてるでしょ!それにバレた方が、告る手間が省けていいじゃん♪」
「もぉ、由紀ちゃんっ!」
「って言ってる間に、そろそろ出なきゃヤバイんじゃない?」
手に持っていた携帯を見ると、10時11分…。
約束の時間は11時。
「うわっ!ホントだっ!由紀ちゃん急ぐよ!」
「何言ってんの。わたし着いて行かないよ?」
「えーっ!」
「当たり前でしょ。今日午後練なんだから!わたしも急がないと」
「そんなぁ…一人で行くの怖いよぉ」
「大丈夫だって♪」
由紀ちゃんはあたしの頭を、ポンポンっと撫でた。
「うん…がんばる」
「やっぱり…ちょっと気合い入れ過ぎって、感じじゃないかなぁ?」
下ろした髪、白いコートに中はピンク地のワンピース。そして、花の切り抜きがしてある、黒いブーツ。
玄関で自分の姿を、もう一度確認して言う。
「こういう時に気合い入れないでいつ入れんのよ!」
由紀ちゃんが、軽く背中を叩く。
「そうだけどさ…」
「何、わたしのコーデが気に入らない?」
「ううん、そうじゃなくって!気持ち…ばれないかな?」
「バレるなら、もうとっくにバレてるでしょ!それにバレた方が、告る手間が省けていいじゃん♪」
「もぉ、由紀ちゃんっ!」
「って言ってる間に、そろそろ出なきゃヤバイんじゃない?」
手に持っていた携帯を見ると、10時11分…。
約束の時間は11時。
「うわっ!ホントだっ!由紀ちゃん急ぐよ!」
「何言ってんの。わたし着いて行かないよ?」
「えーっ!」
「当たり前でしょ。今日午後練なんだから!わたしも急がないと」
「そんなぁ…一人で行くの怖いよぉ」
「大丈夫だって♪」
由紀ちゃんはあたしの頭を、ポンポンっと撫でた。
「うん…がんばる」