ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
告白。
☆裕也side☆
短い冬休みも終わり、新年初めての学校。
俺はいつもより早く家を出て、教室で待っていた。
他の誰でもない、津田を-…。
津田はメールで【気にしないで】と返してくれたけど、そうはいかない。
メールの返信も遅くて、あの日ずっと待ってくれていたんじゃないか…と考えてしまう。
津田なら、有り得ない事ではない。
ずっと心が晴れない冬休みだった。
とにかく、会って津田に謝らないと…。
「おっ、由紀、苺~おはよぉ♪あけおめ♪」
クラスの女子が言ったのを聞いて、ドアの方を見る。
「おはよぉ♪っ…」
一瞬、津田と目が合ったにも関わらず、ぱっとそらされた。
ズキン
その態度に、胸が痛む。
「津田っ」
「えっ、あっ…おはよう」
声をかけると、津田の横に居た中野に、少し睨まれた気がしたが、中野はすぐに、自分の席へと向かった。
「えと…何…かな?」
「津田、マジごめん。あの日行けなくて…」
「きっ気にしなくていいよっ!」
「でもさ…津田、ずっと待ってたんじゃねぇの?」
「待ってないよ!メール気付いてすぐ帰ったから!」
「でも俺メールするの遅かったし…」
「そうだっけ?買い物してたから、平気だったよ!」
津田は笑った。だけど、その笑顔は笑顔じゃない気がして…
「津田…」
もう一度謝ろうとした時、
「裕ちゃーんっ♪」
麗奈の声がした。
短い冬休みも終わり、新年初めての学校。
俺はいつもより早く家を出て、教室で待っていた。
他の誰でもない、津田を-…。
津田はメールで【気にしないで】と返してくれたけど、そうはいかない。
メールの返信も遅くて、あの日ずっと待ってくれていたんじゃないか…と考えてしまう。
津田なら、有り得ない事ではない。
ずっと心が晴れない冬休みだった。
とにかく、会って津田に謝らないと…。
「おっ、由紀、苺~おはよぉ♪あけおめ♪」
クラスの女子が言ったのを聞いて、ドアの方を見る。
「おはよぉ♪っ…」
一瞬、津田と目が合ったにも関わらず、ぱっとそらされた。
ズキン
その態度に、胸が痛む。
「津田っ」
「えっ、あっ…おはよう」
声をかけると、津田の横に居た中野に、少し睨まれた気がしたが、中野はすぐに、自分の席へと向かった。
「えと…何…かな?」
「津田、マジごめん。あの日行けなくて…」
「きっ気にしなくていいよっ!」
「でもさ…津田、ずっと待ってたんじゃねぇの?」
「待ってないよ!メール気付いてすぐ帰ったから!」
「でも俺メールするの遅かったし…」
「そうだっけ?買い物してたから、平気だったよ!」
津田は笑った。だけど、その笑顔は笑顔じゃない気がして…
「津田…」
もう一度謝ろうとした時、
「裕ちゃーんっ♪」
麗奈の声がした。