ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
♪苺side♪
「裕ちゃーん♪」
その声に、あたしは固まった。
せっかく西藤くんと、話せてたのにな…。
「苺ちゃんおはよう♪」
「おはようございます」
あたしが挨拶すると、すぐに藤堂先輩は、西藤くんの方に向き直る。
「もぉ裕ちゃん、彼女を置いて行くなんてひどくない?」
え…?
その言葉に驚いたのはあたしだけでなく、教室に居る全員がこっちを見た。
なんて…言った?
「あれ?みんなどうしたの?」
藤堂先輩は首をかしげる。
だから、今なんて…。
「せっ先輩、西藤くんと付き合ってるんですかっ!?」
言葉が出ないあたしをよそに、クラスの女子が聞いた。
「あぁ!それでみんなびっくりしてるのねっ!
うん♪この度、付き合う事になりました♪」
満面の笑みで、藤堂先輩は西藤くんの腕を組んだ。
うそ…。
「いつからですかっ!?」
みんな目を輝かせてる。
「うーんと…そう、クリスマスの前の日だったよねっ♪」
え…?その日って…。
「麗奈!」
西藤くんが、少し怒鳴るように言う。
「何?裕ちゃん、みんなに知ってもらってもいいでしょ?ね、苺ちゃん♪」
「え…あ…そうですね!おめでとうございます!」
とっさに話を振られて困った。
上手く笑えたかな…。
「ありがとう♪」
やだよ…。
あの日来なかったのは、
藤堂先輩と付き合ったから…?
ひどいよ…。
もう上手く笑えない。
涙が勝手に込み上げてきて、もうダメだと思った。
泣いてしまうと…。
「苺っ、プリント出しに行くの、ついて来て!」
由紀ちゃんは、強引にあたしの手を引いて、教室から出た。
「裕ちゃーん♪」
その声に、あたしは固まった。
せっかく西藤くんと、話せてたのにな…。
「苺ちゃんおはよう♪」
「おはようございます」
あたしが挨拶すると、すぐに藤堂先輩は、西藤くんの方に向き直る。
「もぉ裕ちゃん、彼女を置いて行くなんてひどくない?」
え…?
その言葉に驚いたのはあたしだけでなく、教室に居る全員がこっちを見た。
なんて…言った?
「あれ?みんなどうしたの?」
藤堂先輩は首をかしげる。
だから、今なんて…。
「せっ先輩、西藤くんと付き合ってるんですかっ!?」
言葉が出ないあたしをよそに、クラスの女子が聞いた。
「あぁ!それでみんなびっくりしてるのねっ!
うん♪この度、付き合う事になりました♪」
満面の笑みで、藤堂先輩は西藤くんの腕を組んだ。
うそ…。
「いつからですかっ!?」
みんな目を輝かせてる。
「うーんと…そう、クリスマスの前の日だったよねっ♪」
え…?その日って…。
「麗奈!」
西藤くんが、少し怒鳴るように言う。
「何?裕ちゃん、みんなに知ってもらってもいいでしょ?ね、苺ちゃん♪」
「え…あ…そうですね!おめでとうございます!」
とっさに話を振られて困った。
上手く笑えたかな…。
「ありがとう♪」
やだよ…。
あの日来なかったのは、
藤堂先輩と付き合ったから…?
ひどいよ…。
もう上手く笑えない。
涙が勝手に込み上げてきて、もうダメだと思った。
泣いてしまうと…。
「苺っ、プリント出しに行くの、ついて来て!」
由紀ちゃんは、強引にあたしの手を引いて、教室から出た。