ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
友達。
☆裕也side☆
朝-…。
いつもより少し寝坊して、遅めに家を出た。
自転車が置いてある、家の裏へ向かう…と、自転車の前に一人の人影。
「おはよう♪」
麗奈。
「もう、寝ぼすけさんだなぁ~。早くしないと遅刻だよ?」
「じゃあ、何で麗奈は俺を待ってるんだよ?それこそ遅刻…」
言いながら、自転車の鍵を外して乗る。
「それは……こーゆー事っ♪」
麗奈は俺の後ろに、ひょいっと乗った。
「ちょっ麗奈っ!?」
「何?」
自転車が揺れる。
「2けつはヤバイって!」
「そんな事言ってたら遅刻しちゃうよ!」
確かに…。
「もう、しょうがない!」
麗奈を後ろに乗せたまま、家を出た。
「ありがとう♪」
「俺が遅い時は待ってなくていいって!」
「だーめ。裕ちゃんとこうやって学校行けるの、あと1年もないんだから…」
麗奈は俺の体に巻いた腕に、少し力を入れた。
明人さんが家を出てから…麗奈はやたら、俺にくっつくようになった。
明人さんは大学を卒業し、就職して、今は一人暮しをしている。
仕事に慣れ、落ち着いた1年後くらいに、彼女と結婚する予定だと言っていた。
一度彼女を見かけたけれど、麗奈のような美人を想像していた俺は、少し驚いた。
彼女は、平凡な感じで…。でも、どこか優しさの漂う女性だった。
目が合って微笑んで軽く会釈した彼女の姿は、
なんとなく津田と重なった。
朝-…。
いつもより少し寝坊して、遅めに家を出た。
自転車が置いてある、家の裏へ向かう…と、自転車の前に一人の人影。
「おはよう♪」
麗奈。
「もう、寝ぼすけさんだなぁ~。早くしないと遅刻だよ?」
「じゃあ、何で麗奈は俺を待ってるんだよ?それこそ遅刻…」
言いながら、自転車の鍵を外して乗る。
「それは……こーゆー事っ♪」
麗奈は俺の後ろに、ひょいっと乗った。
「ちょっ麗奈っ!?」
「何?」
自転車が揺れる。
「2けつはヤバイって!」
「そんな事言ってたら遅刻しちゃうよ!」
確かに…。
「もう、しょうがない!」
麗奈を後ろに乗せたまま、家を出た。
「ありがとう♪」
「俺が遅い時は待ってなくていいって!」
「だーめ。裕ちゃんとこうやって学校行けるの、あと1年もないんだから…」
麗奈は俺の体に巻いた腕に、少し力を入れた。
明人さんが家を出てから…麗奈はやたら、俺にくっつくようになった。
明人さんは大学を卒業し、就職して、今は一人暮しをしている。
仕事に慣れ、落ち着いた1年後くらいに、彼女と結婚する予定だと言っていた。
一度彼女を見かけたけれど、麗奈のような美人を想像していた俺は、少し驚いた。
彼女は、平凡な感じで…。でも、どこか優しさの漂う女性だった。
目が合って微笑んで軽く会釈した彼女の姿は、
なんとなく津田と重なった。