cherry
「ねえねえ、そこの君~!」

びくっ!

あたしのこと・・・?

そう思いながらも、無視して歩き続けた。

「おいおい。シカトすんなよ!」

男はあたしの前に、立ちはだかった。

見ると、3人の男が。

あまりの怖さにあたしは、足を動かすことが出来ず、その場に立ち尽くしてしまった。

「・・・」

何も言葉が出ない。

「君、名前何て言うの~!めちゃかわいいんだけど!」

男がいやらしく、あたしの背中を撫でてくる。

「さ、咲良です・・・」

答えないと、何されるか分からないから、素直に答えた。

「咲良ちゃんか~。可愛い名前だね。」

男達は3人で何か話しながら、にやにやしている。

その隙にあたしは、走って逃げた。


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