cherry
「はぁ~!?てめぇ、誰だよ!」

「俺は、この子達の担任だ。早く、その子達を離せ。」

それでも、男達は離すどころか、力を強める。

「いいかげんにしろよ!?」

そう言って、先生は男達に殴りかかった。

先生の手によって、男達がぼこぼこにされていく。

あたしは、見ているのが怖くて、ずっと目をつむっていた。

―ボコッ。

―バキッ。

殴り合っている音が聞こえる。

しばらくすると、音が何も聞こえなくなった。

「お前ら、もう大丈夫だぞ。」

目を開けると、男達は血だらけで、気絶していた。

「先生!本当にありがとうございました!」

3人でお礼を言った。

先生が助けてくれなかったら、あたし達はどうなっていたことか・・・

そう考えると、恐ろしかった。

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