cherry
しょうがなく、あたしは傘を差そうとした。

その時・・・

「やべぇ!俺、傘忘れた。咲良!入れてくれ!!!」

そう言って、瞬は強引にあたしの手から傘を取って、差した。

「ほら、入れよ。早く行くぞ?」

瞬はあたしの腕を引っ張って、あたしは傘の中にすっぽりと入った。

えっ・・・

これって、相合傘じゃん。

恥ずかしいよぉ~・・・

でも、それを嬉しいと思う自分もいる。

家までは、いつも通り、たわいもない話をしながら帰った。

家に着き、あたしは玄関のチャイムを鳴らした。

「ピーンポーン」

・・・あれっ?

いつもならお母さんが出てきてくれるはずなのに・・・?

なんで・・・?

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