初恋×先生


「はい!?」



「お、やってくれるか。んじゃ決まりな」



ぶっ、くっくっくっ。



何が起きてるか解ってない様なアホ面で固まってやがる。



ま、当然だよな。聞き返したつもりの「はい!?」が肯定の「はい」に取られたんだから。



「んじゃ、副委員長誰かやりたい奴いるか?」



今度はかなりの数の手が挙がった。



しかもほとんど男。



あいつモテんだな~、男共から漂ってくる熱気がハンパねぇ(汗)



「天野、誰か指名したい奴いるか?」



「・・・・・田村(タムラ)くん」



あぁ、あの爽やかインテリイケメンか。



「んじゃ決まりな。田村、宜しくな。」



「はい。」



田村が返事をすると男共は少し残念そうながらも「田村なら仕方がない」といった感じで手を下ろした。



そこで丁度チャイムが鳴った。



「よし、今日はもう帰っていいぞ」



生徒は一成に帰っていった。



・・・・・・・・ん?



人が少なくなった教室にまだ残っている田村と天野が仲良さげに話していた。



へぇ・・・・・・・また面白そうな事発見♪
明日からが楽しみだな♪


~謙市side end~



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