初恋×先生
~美和side~
杉浦の授業が終わってホッとしたらなんだか眠くなったのとまだ爪立てられたとこ痛いから少し仮眠させてもらおうと思って保健室に来たのに・・・・・・・
「何でアンタがいんの!?」
あ、つい口に出してしまった・・・・
「よぉ天野、さっきの時間ぶり。体調悪くないならさっさと教室帰れ」
杉浦はニヤニヤしながら私に言った。
「あんたのせいで疲れたし爪立てられた所が痛いからきたんです。そっちこそさっさと次の教室行けば?」
「爪?」
保険医の新井先生が不思議そうに私に聞いた。
新井先生とは1年生の時から仲良いんだ♪色々と相談にのってくれたりするの。
「あ、聞いてよ先生!このエセ教師、私に大学の問題解かせたり頭に爪立ててきたんだよ!?」
「・・・・・・なるほどな」
先生は納得した様に私を見つめて何度も頷いた。
「何がなるほど?」
「杉浦、お前女の子の体は全身デリケートなんだぞ。傷が付いてたら全力で謝れよ?」
「傷が付いてたらの話だろ。一応手加減したから付いてねぇはずだ」
私は杉浦を睨んでベッドに座り新井先生に傷の確認をしてもらった。
「・・・・大丈夫だ。傷はついてないよ」
チッ・・・傷付いてたら土下座してもらおうと思ってたのに
「俺はヘマしないんでな」
杉浦は私の心の声を読んだかの様にニヤリと笑って言った。