オトナ彼氏∞
正樹さんは私が不安そうな顔をしたのを見逃さなかった
「悪いな…。やっぱりやめる?」
「だ、大丈夫です!聞きたいです」
正樹さんのことならなんでも知ってたい
それに西川さんのことだからなおさら…
「ん…わかった。じゃこっち向いて?」
「へ?…きゃっ!」
突然脇の下に手が入ったと思ったら、ぐるりと回転して正樹さんと向かい合わせになっていた
「ちょ…ちょっと!正樹さんっ!////」
「くくくっ…。怒ってもかわいいな?」
「…!/////」
もう恥ずかしいよぉ
言ってくれればちゃんと自分で方向も変えられるのに…
「まあ、せっかくだからいろんな結花の表情をみたいしな?」
正樹さんは優しく頭を撫でて笑った
…ドキドキする気持ちと同時に
西川さんもこの笑顔を見たのかな…なんて思ってしまった私がいた