君に本当の愛を教えよう
越後と藤咲の会話に飽きてきた頃
何気なく窓から外を眺め
下を向いたとき
翔子ちゃんが見えた
ちょうど
授業終わりのメンバーが
入り口から出てくるところと
かぶってしまったようで
オドオドしてる様子だった
大丈夫かな…?
その時、
あれはおそらくK高の3年だ。
翔子ちゃんに話しかけた
あの先輩ならきっと
ナンパだ!
バッ
「ちょっと増井くん!」
俺は急いで階段を駆け降りた
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