君に本当の愛を教えよう
「増井くん翔子と友達でね
その、あの」
「んだよ」
「圭、翔子が男性恐怖症なの
知ってた!?」
畠山もF中出身だったけ
だから余計藤咲と仲がいいんだ
ってことは
翔子ちゃんのなにかを
知っているかも
「いや、知らない
てかなんだそれ」
「男の人が駄目なんだって
あの翔子だよ?信じられる?」
「信じらんねーな」
「でね中学の話すると
すごく嫌がるんだって
圭、私より翔子のこと知ってるでしょ?
なんか当時あったりした?」
「さぁ…」
「なんかない私が知らない、翔子!」
「うーん…あっ!」
「何!?」
「あいつEカップだぜ」
「そんなこと聞いてなーい!!」
「んだよ
中学ときお前と翔子で
巨乳姉妹とか呼ばれてたんだぞ」
「はっ!?
もういい帰れ帰れ帰れー!///」
「はいはい
じゃあな紗千と
…爽やか増井くんっ」
「………」
「変態どスケベたらしー!!!//」
…あいつなんか隠してるぞ
翔子ちゃんの名前がでてから
ずっとどこか顔がニヤついていた
藤咲以上の翔子ちゃんとの仲なんだろ
だったら
男性恐怖症って知ったら
藤咲と同じく
びっくりしてショックを受けるはずだ
なのに平常心
それにニヤついている
絶対あいつなんか知っている。
「…増井くん、なんかごめんね;」
「畠山のことはまわりから
聞いてたから全然大丈夫だよ。」
「そ、そっか」
「さて、さすがに次の授業はでますか」
「うんっ」