君に本当の愛を教えよう



現れたのは



「…、けぃ」



「うをっ
紗千、泣いてんじゃんかよ!!
あー増井にフられたかぁ
よしよしっ」



「ちげーよ!!!」



藤咲と俺の間に割って入り
藤咲の頭をなでている
いかにも女たらしなこの畠山圭。
噂好きでとてつもなく口が軽いことで
知られている。


どうやら告白現場
と勘違いしたらしい


勘違いで
変な噂をたてられるのは
ごめんだ!



「別に
嘘つかなくたっていいだろ〜
まさか紗千が
増井のこと好きだったとは
知らなかったなぁ…
まぁ紗千、諦めな
お前みたいな
Fカップとこの爽やか君とは
釣り合わねーよ」



「///ばっか!!
てか告ってたわけじゃないし!」



「え、違うの?」



「だから言っただろ」



てかFって/// ←



「んじゃあ、何だよ」



「翔子の話してたの」



「…翔子?」




俺はこのとき微かに読み取った。


裏にはこいつがいることを
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