ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「どうして?」


「奈々から聞いた。」


奈々が?



「あいつが嬉しそうにさ俺に言ってきたんだよ。
内海選手と真鈴がよりもどしたって。」


そうだったんだ。



「そっか…
裕斗、ごめんね。」



「謝んなよ。
絶対にもう別れるなよ!
俺、応援するから。」


裕斗…


裕斗はやっぱり優しいね。



「うん。もう別れないよ。」



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