涙味のキス






私が泣きじゃくっていると




スッ--------


とあの時の黒猫が姿を現した。




そう、あの初めてこっちの世界に来た日。



初めて此処のお風呂に入ったあの日。










お風呂まで案内してくれた


あの時の



黒猫だった。
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