君色の夢に恋をした。
ムカついた。
何も考えずに、勝手なことを言ってる顧問に。
良いとか悪いとか、顧問が決めるものじゃない。
私が決めるの。
私がいいなら、それでいいじゃない。
変に干渉しないで。
『…うるさい。』
低くてドスが聞いた声。
それを、顧問に睨みをきかせながら出してみる。
さっきまで、うるさかった顧問が静かになる瞬間だった。
「……。」
一気に小さくなった顧問に、とどめをピシャリ。
『…帰ってください。』