花言葉〜チューリップ〜
永石は、表情を一変して、険しい表情をした。
「あぁー。莉緒のこと?」
「おう。」
「なんだよ。」
低い声から、裏の顔が出たことを感じた。
「莉緒とか、気安く呼んでんぢゃねぇよ。」
「なんで?なんと呼ぼうが俺の勝手ぢゃねーの?」
「俺の彼女だから。勝手に変なこと言ってんぢゃねぇよ。俺が中津のこと好きだとか、莉緒のことを本気ぢゃないとか。なんなんだよ!」
「俺は莉緒のことを好きだから、お前とは別れてほしいわけだ。それに俺が言ったこと、現実味あんだろ?そのまま別れろよ。どうせ、本気ぢゃねぇんだろ?俺の莉緒取らないでもらえねぇか?中津と仲良くやっててくれよ。」