上司に恋しちゃいました
「不倫、不倫って、人のこと言えないですよね~。

まぁ誰かは知りませんけど」



……宮沢さん、強い。


新人なのに、この度胸。


「あ、もうこんな時間。早く行かなきゃ。

まったく、誰かさんが突然辞めるせいであたしの負荷一気に増えたんですけど」


「ご……ごめん」


「仕事好きだからいいんですけどね。

先輩、幸せになってくださいね」


「あ……ありがとう」


宮沢さんは最後、とっても優しい笑顔を見せて去っていった。


あたしのこと……庇ってくれたのかな?


そんなことするキャラには見えなかったのに。


宮沢さんの意外な一面をまた一つ知ってしまった。


胸が熱くなって、感謝の気持ちで一杯になった。


本当に本当にありがとう。


あたしは何度も、宮沢さんに助けられたよ。








< 295 / 341 >

この作品をシェア

pagetop