上司に恋しちゃいました
「それでは、誓いのキスを」
司祭の言葉で、鬼の王子はベールを上げ、あたしの肩に手を添えた。
向き合い、対面すると、さっきまでおとぎの国の王子様のように優しい表情をしていたのが一変して、意地悪な顔でにやりと口元をほころばせた。
……なんだか嫌な予感がする。
「神様が腰抜かすくらい、激しいキスを見せつけてやろうぜ」
あたしだけに聞こえるように耳元でそっと囁かれた。
罰当たりなその言葉に、あたしは真っ青になって鬼の王子を見つめた。
「ダメ、ダメ! 絶対ダメ!」
小刻みに顔を揺らし、小声で制する。
けれど、意地悪顔になった時の鬼の王子にいくら言っても無駄だということは、経験上わかっていた。
それでも、みんなの前でそんな恥ずかしいことできるわけない!
司祭の言葉で、鬼の王子はベールを上げ、あたしの肩に手を添えた。
向き合い、対面すると、さっきまでおとぎの国の王子様のように優しい表情をしていたのが一変して、意地悪な顔でにやりと口元をほころばせた。
……なんだか嫌な予感がする。
「神様が腰抜かすくらい、激しいキスを見せつけてやろうぜ」
あたしだけに聞こえるように耳元でそっと囁かれた。
罰当たりなその言葉に、あたしは真っ青になって鬼の王子を見つめた。
「ダメ、ダメ! 絶対ダメ!」
小刻みに顔を揺らし、小声で制する。
けれど、意地悪顔になった時の鬼の王子にいくら言っても無駄だということは、経験上わかっていた。
それでも、みんなの前でそんな恥ずかしいことできるわけない!