上司に恋しちゃいました
タクシーに乗り、目的地に着くとボーイらしき人が恭(うやうや)しく礼をしてドアを開けてくれた。


ずっと上まで見上げてしまうほど高い、高級ホテル。



飲み屋が庶民的だったので、余りの違いに愕然(がくぜん)としてしまう。



居酒屋で見せた顔とは全く違う、凛々しい顔で悠然と中に入っていく鬼の王子。



あたしは驚きつつも鬼の王子の後ろについていくので精一杯だった。



磨き上げられた大理石。



よく教育された従業員達。



ロビーの真ん中に噴水があり、贅を尽くした造りとなっていた。





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