上司に恋しちゃいました
――朝、カーテンを開けると建物が並んだ奥にコバルトブルーの輝きを放った海が広がっていた。
「想像以上だ……」
清々しい朝日を浴びながら、自然とにっこり笑っていた。
「ん……おはよう」
寝ぼけ眼の鬼の王子が、ベッドに横たわりながら言った。
可愛い寝顔が愛しい。
微笑みながら「おはようございます」と言うと、鬼の王子は驚いたように目を見開いた。
「びっくりした。女神に見えた」
「え?」