上司に恋しちゃいました
「お礼にこれから一杯どうですか?って言いたい所だけど……」
「え?」
「課長より先に帰るわけにいかないんで、とりあえず今日は自販のジュースで勘弁して下さい」
とりあえず今日は…という言葉が引っかかったけれど、喜んでジュースをご馳走になることにした。
廊下に出ると真っ暗だった。
なんかお化け屋敷みたいっすねと島田君が笑った。
廊下の電気を探していると、島田君があたしの手を取って面倒臭いからこのまま行きましょうと言った。
狭くて真っ暗な廊下を、手を繋ぎながらゆっくりと歩いた。
このドキドキが手を繋いだことによるものか、暗くて怖いからなのかは分からなかった。
ただ、島田君の手は鬼の王子よりもがっしりとしていて指が太くて大きいということだけは分かった。
「え?」
「課長より先に帰るわけにいかないんで、とりあえず今日は自販のジュースで勘弁して下さい」
とりあえず今日は…という言葉が引っかかったけれど、喜んでジュースをご馳走になることにした。
廊下に出ると真っ暗だった。
なんかお化け屋敷みたいっすねと島田君が笑った。
廊下の電気を探していると、島田君があたしの手を取って面倒臭いからこのまま行きましょうと言った。
狭くて真っ暗な廊下を、手を繋ぎながらゆっくりと歩いた。
このドキドキが手を繋いだことによるものか、暗くて怖いからなのかは分からなかった。
ただ、島田君の手は鬼の王子よりもがっしりとしていて指が太くて大きいということだけは分かった。