初恋 ―約束。―


あたしはぽつんとひとり取り残された自分の席でぼんやり考える。


あたしは、葉月が好き。

でも葉月があたしのこと好きじゃないとしたら…って思うと、どうしたらいいのか分からなくなる。

瑛也君があたしのこと好き?

そんなバカな…

ってかこれ文章になってないっ!!



でも、一つだけ言えるのは…。



葉月の代わりに瑛也君と付き合うとか、そんな瑛也君を傷つけるようなことはしたくない。

好きだ、とか言われても〝断る責任〟ってのもあるよね。


「…ん!…夏鈴!」

「きゃっ!葉月?」

「きゃっ!、じゃねーよ!」


「な、なに?」

「今日放課後…2人でどっかいかねぇ?」


「!!」


「なんだよ、ダメなら断れよ」


「ううん、いいよ、いいよっ!いこっ!」

「あ、あぁ…。すごい張り切りようだな」


「どこ行くの?」

「や、適当にショッピングモールを回ろうかと…」

「いいよっ!ほしいものあったし♪」



ホントはないけど。

ていうか、葉月とならどこへでも行きます!(笑



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