流れ星のカケラ【完】

「今日、音楽あるらしいし、そこでソロリスト発表かな?とりあえず楽譜を配るね。」

今日発表とか…。

明日から夏休みですよ?

「優貴、絶対にソロになるよね。」

「そんなことないよっ!琴がなれるって!」

楽譜が配られる。

私の席の前は嬉しいことに琴だった。

琴だったらまぁまぁ話せるしよかったぁ、

そう移動した時に思った。

「これにて、HRを終わりにします。あっ、号令はいいよー。1時間目の準備してね?」

「聖、1時間目ってなんだっけ??」

「音楽だとよ。」

ハッ!?

もうソロリスト発表ですか?

「優貴っ!早く音楽室行こう♪」

廊下側の席から美奈が私を呼ぶ。

「うんっ!」

「あっ、悟も一緒にー!」

「ハイハイ。」

神田くんもいるってことは聖もいるのかな?

もう、美奈って本当に神田くんが好きだよね。






< 100 / 319 >

この作品をシェア

pagetop