流れ星のカケラ【完】
「今日、音楽あるらしいし、そこでソロリスト発表かな?とりあえず楽譜を配るね。」
今日発表とか…。
明日から夏休みですよ?
「優貴、絶対にソロになるよね。」
「そんなことないよっ!琴がなれるって!」
楽譜が配られる。
私の席の前は嬉しいことに琴だった。
琴だったらまぁまぁ話せるしよかったぁ、
そう移動した時に思った。
「これにて、HRを終わりにします。あっ、号令はいいよー。1時間目の準備してね?」
「聖、1時間目ってなんだっけ??」
「音楽だとよ。」
ハッ!?
もうソロリスト発表ですか?
「優貴っ!早く音楽室行こう♪」
廊下側の席から美奈が私を呼ぶ。
「うんっ!」
「あっ、悟も一緒にー!」
「ハイハイ。」
神田くんもいるってことは聖もいるのかな?
もう、美奈って本当に神田くんが好きだよね。