流れ星のカケラ【完】

2、3回CDを聴いたあと、

私たちはCDろ一緒に歌い始めた。

キーンコーンカーンコーン

校内にチャイムが鳴り響く。

「よしっ!今日の授業はここまで。みんなよく1日目でこんなに歌えるね。」

号令をした後、私と美奈は男子が集まっているところに向かった。

「悟ー!早く行こう?」

「ちょっと待って!」

美奈、本当に神田くんと仲がいいね。

ちょっとも待たずに神田くんが聖を連れてこっちに来た。

「待たせてごめんっ!」

「全然待ってないし大丈夫だから♪それより早く行こう?」

私たちは廊下を歩き出す。

「釘宮もソロ選ばれたなぁ。」

「お互いに頑張ろうね?」

「あぁ!」

「私もソロやりたかったなぁ。」

「美奈、上手いけど仕事あるし大変じゃん!私、美奈の分まで頑張るから!」

「うん!頑張ってもらわなきゃ困るし(笑)」

美奈…プレッシャーかけないでよ。

「高瀬くんも頑張ってねー。」

「まぁ頑張るよ。」

何その返答!

美奈がせっかく聖に話をふってくれたのに…。

まぁ、そういうのが聖だけどね。
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