流れ星のカケラ【完】

よかったぁ。

そう何度も思う。

本当に明日が楽しみだよ。

もう今日は早くお風呂入って寝よう♪

でも、食べたばっかだし、もう少ししてからにしよう。

私は、テーブルの上に置いてあるテレビのリモコンを取る。

電源のスイッチを押すと、

画面が明るくなって色々な芸能人の声が聞えてくる。

「あんまし面白いのやってないかも。」

そう思いながら何度もチャンネルを変えてると、ふと手を止めた。

「和葉さんだぁ。」

『和葉さんは何か子どもの時、辛い時がありましたか?』

番組の司会者が和葉さんに問いかける。

「私は、小学校の時にありましたね。それで一回誰も信じられなくなっちゃって…。」

画面の中で和葉さんがしゃべる。

「信じられないまま中学生になった時、ずっと片思いしていた人と再開して、その次の日からどんどん普通になれたんです。でも、それはただ私の勘違いで…」

''えぇー''と観客が言う。

勘違いってことは片思いの相手じゃなかったとか?

ただ自分がうぬぼれてたとか?

ジーッと私は真剣に画面を見る。

「勘違いで、私が片思いしていた人の双子の弟だったんです。片思いしていた人は私が8歳の時に亡くなってしまっていて…。その弟から事実を聞いたときは本当に驚きましたね。

 でも、私が好きなのはもう彼に自然となっていたのでそれからも普通に付き合いました。最初は事実を聞いてすごくショックだったんですけどね。」
< 116 / 319 >

この作品をシェア

pagetop