流れ星のカケラ【完】
ドンッ
聖の横に並べるように頑張って早歩きしてたのに、
全然並べていなくて、むしろ聖の後ろをチョコチョコついていった感じで、
急に止まった聖に思いっきりぶつかった。
「いったぁ…」
「切符買ってくるから優貴は改札の横で待ってろ。」
「うん…。」
半ば泣きそうな私は、頷いて聖に指示されたとおりに移動する。
ごめんとか謝るぐらいしてもいいじゃん。
「優貴、切符。」
「あっ、ありがとう。」
私はそう言って聖から切符を受け取る。
改札を通ろうと歩き出した時、
聖に頭を撫でられた。
「ほ、ほぇ??」
「痛かっただろ?ペース考えないで歩いて悪かったよ。」
「ううん。もう大丈夫だから♪早く行こっ!」
聖に撫でられた頭から、聖の手の温度が伝わってきて、
心臓が破裂するくらいバクバクしてた。
聖って何気に不器用なのかな?
そんなことを思いながら改札を通り、
聖と一緒に歩く。
今度はペースを私に合わせてくれているらしく、
私は聖の隣で歩くことが出来ている。