流れ星のカケラ【完】

生徒会室に戻ると(生徒会氏の中に更衣室があるんだけどね)、聖と悟と3年と2年の生徒会の人たちがいた。

あれ?そういえば、生徒会には真帆先輩ともう1人女子の先輩がいるはずなのに…。

生徒会は、2年と3年の各上位4名からなる。

だから、3年の真帆先輩ともう1人の先輩しか今は生徒会にいないってこと。

他はみんな男の先輩。

「悟っ!超カッコイイ!!!」

美奈はすぐさま悟の所に行ってホメてた。

私も、美奈の後を追いかけて悟と聖の所に向かう。

「美奈も似合ってるじゃん。でも、こんな格好を他のヤツに見せたくない///」

「なっ////」

思考停止中の美奈。

よっぽど嬉しいんだね。

「これ、着とけよ。」

悟は美奈に上着を着せた。

女子は、ワンピであれば大体Okらしい。

男子はなぜかタキシード。

悟は黒のタキシードで、聖は白いタキシードだった。

似合いすぎでしょ///

こういう時に限って、目が合うっていうのは嫌だ。

「優貴、似合ってんじゃん。」

さりげなく、いつもの聖じゃあんまし言わないような言葉を聖が言った。

「っ//////」

きっと、顔が真っ赤なんだろうな。

「ひ、聖も似合ってる///」

もう、穴があったら入りたいかも。
< 251 / 319 >

この作品をシェア

pagetop