流れ星のカケラ【完】
えぇぇぇ!?
私、聖と約束なんかしてないし!
なのに、聖ってば、「まぁ、はい。」とか言ってるし!
何なんだぁぁ!でも、嬉しいよ←
聖の返事を聞いた将紀先輩は、
「高瀬に取られたかぁ。じゃあ俺はいつも通り鈴夏(レイカ)と踊るか。」
バンッ!
いきなり生徒会室のドアが開いた。
「真帆ぉぉ!」
たっくさんの紙を胸に抱えて出てきたのは、
きっと3年のSPかな?
「鈴夏、お疲れ。」
「もう、大変だったんだからね!ってきゃぁぁぁ!!可愛い!」
抱えてた資料を床に落として、私と美奈に抱きついてきた。
「マジでカワユイ~!!この子達が1年の1年のSP?」
すんごい力でギュッてされてるんですけど…。
「鈴夏、優貴ちゃんと美奈ちゃんが苦しがってるじゃない!」
ベリベリと真帆先輩によって私たちから剥がれた鈴夏先輩。
「ごめんね!この子、可愛い女の子見ると目がないの。」
『『大丈夫です。』』
「いや~ん!マジで可愛い!優貴ちんと美奈ちんじゃん!」
……????
なんで''ちん''っていう言葉が名前の後についてるんだろう。
「私、鈴夏っていうの♪よろしくね。」