流れ星のカケラ【完】

もし、聖が今祈ったように流れ星の形をしてくれたネックレスをくれたら、

私の目の前に流れ星は流れるのかな?

きっと流れるよね。

「てか、なんで私ネックレスとかに絞ってるんだろ。」

指輪だったらなんか逆にハズイから??

恋人でもないのに、もらった指輪付けたく無いからかな。

「あっ!聖に返信しなきゃ。」

もう、体から熱さは消えていて、

窓を閉めて私は携帯を動かす。

''そっか。ありがとう!じゃあお休みなさい♪明日はさ、星が見えるといいよね。''

そう打って送信ボタンを押す。

聖、あなたは今空を見ていますか?

そして、あなたの目にはその空はどう映っているのですか?

聖が、私をどう思っているのか、

どう空を見ているのか、

聖のカケラの悲しみはなんなのか…。

それを知るのはまだまだ先のこと。

ただ聖、今なら言えるよ。

聖も私も、辛い過去を持って…

大きな壁を乗り越えて頑張っていたんだって…

希望と夢に向かって_____



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