流れ星のカケラ【完】
◆◇
次の日、私はいつも通りに学校に行く。
あー明日、遊ぶんじゃんっ!
でもさ、明日遊んだら、
きっとその後の夏休みは会わないし…
明日しかもう会わないよね。
なんかそれも嫌だよ…。
ううんっ!
せっかく遊べるんだから素直に喜ぶ!!
「優貴?何一人で言ってるの??」
自転車を扱いでたら後ろから美奈が来た。
「ううん。なんでもないって!」
「ふーん。」
美奈、なんか企みの目が…。
「あっ美奈、今日は一緒に帰れない。ごめんね。」
今日、聖へ買おうと思ってる。
聖は私にくれるか分からないけど…
遊んだ記念としてただ一方的に私の思いだよ?
でも、
聖にあげたい。
「そっか。分かったよ!私も用事あったし…。」