流れ星のカケラ【完】
『何?聖/神田くん??』
みんなで聖の名前を呼ぶ。
「俺の承諾なしに何勝手に回るとかなってんだよ。」
「聖ぃ。いいじゃん。釘宮は俺と美奈のためにしてくれたんだぜ?聖も俺たちのことを考えて多めに見てくれよー。」
「嫌だ。」
「なんでだよ。」
聖、やっぱ私と回るのは嫌なのかな。
しゅんとなってしまう。
「優貴…。」
私が少し俯いたら聖が
「べ、別に優貴と回るのが、い、嫌なわけじゃねぇからな??」
…本当?
嫌じゃないの?
じゃあなんで神田くんと美奈を2人でいさせようとしないのかな?
「あーもうわかったっ!俺と美奈を一緒にしてくれねぇえんだったら聖のす「わかったよっ!!!」
神田くんの言葉を遮って聖は大きい声で言った。
「2手に別れて回ればいいんだろ?」
「そうそう。」
神田くんは勝ち誇ったように満面の笑みを浮かべる。