絶対読むな
大丈夫。



あたしはちゃんと愛してあげるからね。





拓馬くんはひどくかすれた声で言った。





「よ、よう・・・えり。き、来てくれて嬉しいよ」





そう言って細い腕で、おいでおいでと手首を振る。




腕に付いた点滴がそれに合わせて揺れていた。





「だいぶしんどそうだね」




「ああ、自分でも何でこんな状態になっているのかさっぱりわからねぇ。正直かなりしんどい」




ああ、こんなにつらい目にあって。





そうだよね、ごめんね。あたしのせいで。





でも大丈夫だよ。





苦しみから解放してあげるね。


< 69 / 109 >

この作品をシェア

pagetop