絶対読むな
あたしはスーツケースに入っているものを手に取った。




「えりに頼みがあるんだよ。実は病院の入院費用が払えないんだよね。だから悪いんだけど貸してくんない?
結婚したら、えりの好きなもん何だって買ってやるからさ」




八重歯を見せて笑う拓馬くんにあたしは言った。











「拓馬くん、病院代はもう気にしなくていいよ。今日で退院だし」





「は? まだ俺入院したばっかなんだけど。なぁ、えり・・・その注射器と包丁はなに?」














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