絶対読むな
ビクビクと悪霊が取りついたかの如く、全身が飛びはね、血しぶきがあがるほどガリガリと喉元を引っ掻いた後、息絶え絶えに拓馬くんはナースコールに手をかけた。




すがるように、何度も何度もボタンを押した。





そして急に安堵した表情を見せる拓馬くん。





駄目だよ拓馬くん。




どんなに苦しくたって看護婦なんて呼んじゃ駄目。




もうすぐ楽になるから、それまで辛抱してね。






まぁ看護婦なんて来ないけど。





注射してる時、ついでに包丁でナースコールの配線切ったから。





そのまま拓馬くんは安心した表情のまま動かなくなった。









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