二藍蝶
「まさか・・・

 何、馬鹿な事を
 言ってるのイブキ

 高校生が四十過ぎの
 オヤジになんて
 興味ないわよ
 考えすぎよ」

伊吹は煙草を銜えて
火を付けた。

吐き出した煙が漂う・・・

赤信号・・・

携帯電話を開く芳野は
受信したメールを見る。

メールには

『早く帰って来て
 ヒイロ』

青信号・・・

携帯電話を閉じて車を
運転しながら芳野は思う。

『私は、ずっと
 ヨシノが好きだよ』

あの瞳は

恋する女性の瞳

深いため息をつく。
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