二藍蝶
そして、俺は問いかけた。

彼女の名前を・・・確か

「アイちゃん?
 
 ・・・違う?」

「アイ・・・です」

俺の耳に初めて聞こえた
彼女の声は、とても可愛く
そして、心地よい。

「やっぱり、その花

 お前だと思った」

俺の言葉に、彼女の表情が
コロコロ変わる。

驚いた顔が、今度は強張った。

確かに、怖いよな

今日、初めて会ったばかりの
知らない男が自分の名前を
知ってるなんて・・・
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