二藍蝶
青色の服に、小さな鞄
素足にサンダル。

あの鞄に、付いた花・・・

花・・・あの花飾り?

俺は思い出す、その花飾りを
付けた鞄を持つ制服を着た
彼女の後姿を

まさか、アイツ・・・?

きっと、お前・・・

「カイリ、もう
 釣れちゃったよ

 おいっ、どうした?」

俺は、どうしても知りたい。

お前の事・・・

歩みを止めた、俺は触れる。

俯き、花飾りに触れる
彼女の小さな手に。
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