二藍蝶
その時、携帯電話の
着信音がなる。

『ヨシノ』の文字が
浮かぶ。

「もしもし、ヨシノ?」

「アイ、今から
 迎えに行ってやるよ
 
 用意して待ってろ」

「本当、うん」

芳野が、私を迎えに
来てくれる。

芳野が、ここへ来る。

芳野に逢える・・・

それが、とっても嬉しくて
私は、貴方の存在を忘れた。

芳野に、逢いたい。

早く、早く

逢いたいよ。

大好きな芳野に・・・
< 148 / 918 >

この作品をシェア

pagetop