二藍蝶
芳野・・・

貴方を、困らせたい訳
じゃないの?

「ごめんなさい」

貴方は、ハンドルから
左手を放し、私の頭を
撫でてくれた。

大好きな、大きな手。

「アイ、謝るな・・・
 お前は、何も悪くない
 それより、腹減った~」

忘れなきゃいけない・・・

だけど、私はまだ
貴方を好きでいる気持ち
忘れる事できそうにないよ。

『・・・
 飽きるまでとことん
 好きで居続けろよ』

『お前が・・・・・・
 けりを付ける日を
 俺、待つわ』
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