二藍蝶
「私・・・
あの子の友達なんて
一人も知らない・・・」
「ヒイロ?」
母親失格とばかりに
落ち込む秘色。
藍の事が心配で心配で堪らない
そんな妻の肩を抱く芳野は
携帯を受け取り電話をかける。
繋がらない・・・
『アイ、おまえは今
どこにいる?』
閑静な住宅街
歩道、電柱の傍に
停められたバイク・・・
黙ったままの貴方に手を引かれ
素敵な外観の建物の中へ。
貴方は、手馴れた様子で
部屋番号を押す。
「はい?」
聞こえる、女性の声。
「カイリだけど、開けて」
「カイリ・・・」
開かれるドア。
あの子の友達なんて
一人も知らない・・・」
「ヒイロ?」
母親失格とばかりに
落ち込む秘色。
藍の事が心配で心配で堪らない
そんな妻の肩を抱く芳野は
携帯を受け取り電話をかける。
繋がらない・・・
『アイ、おまえは今
どこにいる?』
閑静な住宅街
歩道、電柱の傍に
停められたバイク・・・
黙ったままの貴方に手を引かれ
素敵な外観の建物の中へ。
貴方は、手馴れた様子で
部屋番号を押す。
「はい?」
聞こえる、女性の声。
「カイリだけど、開けて」
「カイリ・・・」
開かれるドア。