二藍蝶
会澤組長は、センさんの
横っ面を思いっきり打つ。

その場に膝を付く、センさんに
彼は、冷めた声で言う。

「極道と何の関係も無い
 たかだが、18やそこらの
 ガキを、組同士の友好の
 道具に、お前は使うのか?
 
 こんなにも重大な事を
 お前の独断で決めていいと
 思っているのか?

 高月組の連中が、カイリを
 会澤組に人質に捕られたと
 躍起になり、抗争が起きる
 そう、思う方が道理に
 適っていると思うが・・・

 お前は、もしかして
 それを望んでいるのか?」

「いえっ、違います
 私はただ・・・」

「もういい、カイリ
 お前は親父さんと帰れ」

庵の姿を見た
センさんの顔色が変わる。
< 434 / 918 >

この作品をシェア

pagetop