二藍蝶
「知るかよ
 アイツが決めたこと
 俺にとやかく言う筋合いは
 無い・・・何てな」

「イオリ?」

庵の顔つきが変わる。

一人の父親、一人の男。

「俺には、アイツを止める事は
 できない
 
 アイツを止める事は、俺が
 歩んできた道、全てを
 否定することになる

 それじゃあ、俺の為に
 死んだ、シバが報われない」

「イオリ、俺に任せておけ
 命に代えても、カイリは
 守ってみせる」

静まり返る、家の中・・・

「カイリ、馬鹿な子ね」

「カイリ、お前
 本当にいいのか?」

「俺は、親父の言葉を
 信じています」

『お前が必要』

その言葉を信じる。
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