二藍蝶
「昔の事なんて
 どうでもよくない?
 
 大切なのは今の気持ち

 女はね、好きでもない
 男の前で泣いたりしないよ
 
 女は、そんなに馬鹿じゃない

 終わった恋に涙なんて
 流さない

 まだ、好きだから
 涙が流れるの」

俺の足は、立ち止まり

俺は、彼女に頭を下げた。

「すまない
 
 ありがとう」

藍の元へと走って行く俺に
彼女は言う。

「カイリ
 今度、今日の約束
 守ってよね?」

「ああ」

俺は、手を振って駆ける
藍の元へ・・・

今、ここでお前を見失えば
二度と逢えないような気がする

今、ここで・・・
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