二藍蝶
浬の言葉にざわつく組員達。

「兄弟の契り・・・」

どちらの答えを浬が発しても
組内に、意見の相違は
起きただろうが

まさか、浬が契りを交わすと
言い出すとは誰も思って
いなかった。

浬は、わが道を行く男・・・

誰にも縛られたりしない。

そう、思っていた組員達は
驚きを隠せない。

言葉が出ない、保達に代わって
第一声を発したのは、凌。

「神前組に
 怖気づいたか、親父?

 関西を牛耳る組は
 そんなにも怖いもの
 ですか?
 
 入江組を神前組の配下に
 治める為に、お前に八代目
 を継がせたわけじゃ無い」

「リョウ・・・」

「関西の犬になるくらいなら
 組を畳んだ方が良かった」
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