二藍蝶
「それは無いだろう

 もしそうだとしたら
 俺達よりも先に会いに
 行くはずだ」

そう彼らは、真っ先に
入江組との話し合いの場に
来ていた。

「そうだな、だとしたら
 他に考えられるのは・・・」

考える塁、舎弟が話し出す。

「まさか、親父、灰塚組って
 事は無いですよね?」
 
「灰塚組、まさか・・・」

「有り得るかもな・・・」

トイレから出て来た
弦の声は、続く。

「俺達に負けて
 シマを取り上げられ
 手打ちになったのは、二年前
 
 確か、今の組長は関西人だと
 噂で聞いた

 手を組んで
 うちを潰しに来るかも・・・

 ところで、アイちゃんは?」

大事な話の途中で、藍の事を
持ち出す弦に呆れる三人。

「アイ
 早く、出て来いよ」
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