二藍蝶
何・・・?

何、言ってるの?

水道の蛇口から流れる水は
やかんから溢れ、シンクに
流れ落ちる。

ジャー

その音が、浬に聞こえる。

「藍、水・・・アイ?」

何かに囚われ立ち尽くす、藍

椅子から立ち上がった浬は
慌てて、蛇口を捻った。

「藍?」

『いいんじゃねえの?』

浬の腕を掴む、藍。

「何がいいの?」

『わざわざ
 俺に合わせなくても』

「カイリに合わせてる訳じゃ
 ない、私が、貴方の傍に
 居たいから・・・」
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